お気に入りのキッチンを選ぶなら、実際にショールームを訪問して見学したいもの。ショールームの空間を目にすることでイメージが湧くだけでなく、コーディネーターに専門的な話を聞くことで、キッチンのこだわりを知ることができます。

今回は、キッチンシェアNo.1を誇るLIXIL(以下、リクシル)のショールームをご紹介します。同社は、前身であるサンウエーブ工業時代から培ってきたキッチン専業メーカーの技術と20年以上に渡る研究の実績から、使いやすさとデザイン性の高さを両立したキッチンを展開しています。

シェアNo.1であるリクシルのキッチンを支えるのは、人と生活に根ざした2つの開発コンセプト

もともとリクシルは、2011年に5社(トステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリア)が統合して誕生しました。各社の技術や研究成果が集結し、今のリクシルのキッチンが成り立っています。

そして現在は「Human Fit Technology(以下、ヒューマン・フィット・テクノロジー)」と「Living Fit Design(以下、リビング・フィット・デザイン)」、この2つの開発コンセプトをもとに、キッチンが生み出されています。

「ヒューマン・フィット・テクノロジー」は、調理中の心理や身体に負荷となっている原因を観察と分析から導き出し、最新の技術で解決する商品開発コンセプト。この考えをもとに、ユーザビリティラボ(本社/江東区)では、生活研究チームが地道に様々な調査や研究を行っています。

例えば、様々な調理用具を購入し、大きさなどを意識しながら実際にキッチンで出し入れを行ったり、調理工程はどんな導線で動くのかなどの分析・研究を行っています。

「リビング・フィット・デザイン」は、空間やインテリアに適応するだけでなく、キッチンを中心とした新しい生活空間を創造し、より快適な暮らしを実現するデザイン開発コンセプトです。

近年の住まいでは、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)が一般的になっています。居間とダイニングルームが一体となっているので、キッチンは常に見られることが当たり前に。だからこそ、見せる部分と隠す部分、それぞれにメリハリをつけて、空間に馴染むデザインが求められています。
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この2つの開発コンセプトから生まれたキッチンは、料理を“作る”だけでなく、“楽しむ”ものへ変えることができます。そこにどのような機能やデザインなどが詰め込まれているのか、実際にリクシルのショールームでのレポートを通してご紹介しましょう。今回は、2012年にオープンし、首都圏最大級の展示スペースをもつ「LIXILショールーム東京」からお届けします。

場所は、「西新宿」から徒歩約3分にある、住友不動産新宿グランドタワー6Fと7F。このショールームでは、キッチンだけでなく、リビング、浴槽、トイレ、窓まわり、玄関まわりなど、住まいを構成するものをトータルで提案しています。

「現在は、コロナ禍により事前予約制となっていますが、コーディネーターがつかないセルフ見学もできるので、ぜひお気軽に足を運んでほしいですね」と話すのは、株式会社LIXILのキッチン・洗面事業部でキッチンCX推進を担当する木村昌雄さん。

今年10周年を迎えたリクシルの主力キッチン「リシェルSI」を中心に、木村さんにお話をお伺いしました。
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熱・キズ・汚れに強いセラミックトップが支持を受ける「リシェル SI」

「リシェル SI(以下、リシェル)」の特徴は、リクシルの2つの開発コンセプトを体現した「使いやすさを高める機能性」と「住まいと暮らしにフィットするデザイン性」です。まずは、リシェルでカスタマイズできる代表的な機能をいくつかご紹介します。
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リクシルを代表するワークトップである「セラミックトップ」

セラミックトップは、熱いフライパンを直においても問題がないほど耐熱性に優れ、キズに強く、汚れも染み込みにくくなっています。

「リシェルを購入いただいたお客様の半数以上はセラミックトップをお選びいただいています」と木村さんも話すように、キズや汚れを気にせず、長く使えることが、多くの人に支持されていると言えるでしょう。

カラーは空間になじむ5色(※)展開。最新色のラパートトープは表面の凸凹の残し方を工夫し、光の入る角度によって反射がキレイに見える特長があります。シャインニッケルの取手と色の相性も良いのでおすすめとのこと。トップのコーディネートに合わせて、水栓やシンクの色が選べることも人気を後押ししています。

※5色…ラパートトープ、グレーズベージュ、グレーズグレー、グレーズホワイト、バサルトブラック

調理する人の導線研究から作り出された「らくパッと収納」

調理をするとき、身体のどこに負担がかかっているかの研究から生み出されたのが「らくパッと収納」です。
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扉が斜めに開くので、すべて開かずとも引き出しの中が見やすく、取り出しやすくなっています。また、テコの原理で、従来よりも扉を開けるのに必要な力を30%ほど削減しているため、スムーズに開け閉めができます。

調理のリズムを乱さない「Wサポートシンク」

調理と後片付けがダブルではかどる「Wサポートシンク」。大きめのフライパンを置いてもゆったりしているので、皿洗いなどの後片付けがスムーズにできます。
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またプレートを設置することで中段が調理台としても使えるようになります。シンクに直置きすることなく水栓からの流水を使いながら食材を調理することができるほか、湯切りや粉振りをしてもワークトップの調理スペースが汚れる心配がありません。

キッチンの自動水栓は業界初!「ハンズフリー水栓」

今やトイレなどでは一般的になった手をかざすと水が流れる自動水栓。これをキッチン向けに開発したのが「ハンズフリー水栓」です。
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「トイレなどの自動水栓に使われているセンサーは、フライパンやステンレスの黒や銀色、ガラスなどの透明なものに反応しないために、キッチンに転用するのが難しかったんです。そこで、キッチン部門と水栓部門がアップグレードしたセンサーを共同開発し、手はもちろん、食器や調理器具をかざしただけで水を出し止めすることを可能としました。

このハンズフリー水栓が生まれたきっかけは、調査で『食洗機の機能があがっても、9割の人が食洗機にかける前に予洗いしている』と判明したことです。そして、予洗いをするときに、食器ごとに水を止める節水派と、流しっぱなしの効率派がいました。手元のセンサーで水を出し止めするという手の動きを削減できるハンズフリーにすることで、前者はより水の出し止めが楽に、後者は出しっぱなしを防ぎ水の節約ができるように、それぞれに合った使いやすさをカバーした機能となっています」(木村さん)

油の侵入をブロックして、フード内部の面倒なお掃除から開放する「よごれんフード」

10年間ファンとフード内部のお手入れが不要な(※1)「よごれんフード(※2)」。レンジフード内のファンの手前部分の円盤にスリットがはいっていることで、そこで油を90%捕獲し、トレイに貯まる仕組みとなっています。

「レンジフードは毎年お掃除が大変な場所の上位に入ります。自信をもっておすすめしたい新しい発想の『よごれんフード』をぜひショールームでもご確認いただければと思います」(木村さん)

※1…「10年間ファン掃除不要」とは、レンジフード内部が汚れないということではありません。従来のブーツ型レンジフード1年分相当の油が付着する期間が、「よごれんフード」は約10年となることから、製品設計上の標準使用期間内であればお手入れの必要がないとしています。ブーツ型レンジフードは1年に1回ファンを清掃することを前提としています。
※2…「よごれんフード」は汚れがまったく生じない、または清掃がまったく不要なレンジフードではありません。整流板はその都度、オイルトレーと回転ディスクは約3ヵ月に一度お手入れしてください。

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その他にも、広範囲で水が広がることで洗い物を効率的に流せる「ひろびろシャワー」や、ワークトップの手前にはコンセントを設置するなど、様々な機能がまだまだ詰まっています。

またリシェルは、今年で発売10周年を迎えました。“伝説の家政婦”として有名なタサン志麻さんがアンバサダーを務めており、リシェルで料理することをイメージしたオリジナルレシピも考案。ショールームではレシピカードが配布され、スペシャルサイトでも志麻さんのリシェルオリジナルレシピ動画が公開されています。

「リシェルは様々な機能やサイズがあり、カラー展開も豊富です。一つひとつ好みに合わせて選んでいくことも素敵ですが、選択肢が膨大にあって迷ってしまうこともあるかと思います。リクシルでは、空間イメージや絶対に配置したい機能などから、いくつかのプランもご用意しています。まずはそこから選んでいただいてから、アレンジしていただくことをオススメしています」(木村さん)

リクシルを代表するシステムキッチン、リシェルの価格は933,000円~2,289,500円(間口255cm・奥行き65cmの場合のフロアユニット・ウォールユニットのセット価格、※)となっています。

リシェルのDNAを引き継いだ弟分の「アレスタ」

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本体価格は741,000円~1,458,500円(間口255cm・奥行き65cmの場合のフロアユニット・ウォールユニットのセット価格、※)とリシェルより低価格ながらも、「Wサポートシンク」や「ハンズフリー水栓」「よごれんフード」「ひろびろシャワー」などが搭載できるのが、リシェルの弟分「アレスタ」。

レイアウトやカラーも豊富に選べるため、カスタマイズ性に優れています。空間にあったカラーを選びながら、こだわりたい機能を最小限つけたい方にオススメなキッチンとなっています。

トレンドを反映したリクシルの最新シリーズ「シエラS」

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リクシルが展開しているシステムキッチンシリーズの「シエラS」は、デザインに特化し、最新トレンドを反映しています。シンプルなフォルムで、インダストリアルなカラーが人気となっています。

本体価格は、562,000円~748,000円(間口255cm・奥行き65cmの場合のフロアユニット・ウォールユニットのセット価格、※)となっており、収納が変化する3つのパッケージプランから選ぶことができます。

(※)記事内で書かれた金額はすべて税抜、メーカー希望小売価格です

実物にふれることで納得しながら理想のキッチンを選ぶことができるリクシルのショールーム!

キッチンの様々な機能やデザイン性をご紹介してきましたが、それを気軽に体験できる大規模なショールームもリクシルが選ばれる理由の一つです。

今回レポートでお届けした「LIXILショールーム東京」のような大規模のショールームは、東京、大阪をはじめ全国で7か所、中・小規模を含めると80か所以上あります。

またリクシルは、キッチンにとどまらず、住まいのトータルコーディネートを提案しています。そのなかでも、コロナをきっかけとしたLDKでの新しい暮らしの提案「@Home Living」では、リビングを中心に安心安全に過ごせる暮らしを紹介しています。

「大きな買い物だからこそ、実際にショールームで見学し、見て聞いて納得して購入する方がほとんどです。コーディネーターと相談しながら、キッチンプランを構築しやすいのがリクシルの強みですね」(木村さん)

カタログだけでは知り得ない便利な機能や、光の当たり具合で印象が変わる質感などをショールームで体験することができました。ぜひ現地で“こだわりのキッチンがある空間”をカスマイズしてみてください。

ショールーム情報

LIXILショールーム東京
所在地:〒160-6107 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー6F
電話番号:0570-783-291(ナビダイヤル)
営業時間:10:00~17:00
休館日:毎週水曜日(祝祭日の場合は営業)、夏期、年末年始
ショールームWebサイト:https://www.lixil.co.jp/showroom/kanto/lixil_tokyo/
LIXIL | キッチンのWebサイト https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/