キッチンリノベーションでは、吊り戸棚やカップボードなどの収納オプションを選ぶのも楽しみの一つ。国内ハウスメーカーとインテリアメーカにある収納オプションをご紹介しています。気になるメーカーをチェックしてみてください。
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国内ハウスメーカーの収納オプション
まずは国内ハウスメーカーにある収納オプションをご紹介します。気になるメーカーをチェックしてみてください。
LIXIL:キッチンクローゼットが充実

お部屋全体のコーディネートを得意とするLIXILは、キッチンクローゼット(カップボード)が充実。調理家電を収納できるものや、奥行きが違うサイズの収納棚の間を埋められるものなど、収納の量や間取りに合わせた組み合わせが自由につくれます。
持て余しやすいコーナー部分におけるクローゼットもあるので、収納力アップはもちろん、キッチン全体がすっきりとした雰囲気に。
【リシェルSIの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|---|
自由に組み合わせ可能 | あり | なし (15㎝・30cm単位で指定が可能) | 【2ウェイクローゼット(カップボード)】 高さ:215・230cm 奥行き:45・65cm 対応間口:120・135・165・180cm |
タカラスタンダード:ホーロー素材を使った収納オプション

熱や湿気に強い「ホーロー製」のシステムキッチンを取り扱っているタカラスタンダード。カップボードやフロアキャビネットにもホーロー素材が使われています。

中でもフロアキャビネットのオプションが豊富で、空きスペースを有効活用できるトレイや棚の追加も可能。ボトルラックが付いたキャビネットもあるため、よく使う調味料を取り出しやすい作りに。
キッチンのタイプによっては、食器洗い乾燥機下に設置できるラックも標準装備されているので、「なるべくフロアキャビネットに収納したい」という方は要チェックです。
【レミューの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
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3種類 | あり | なし (10cm・60cm単位で指定可能) | 【システムホーローユニット(カップボード)】 高さ:230cm 奥行き:45・65cm 対応間口:120・180・190・250cm※190・250cmは、奥行き65cmタイプのみの仕様になります |
クリナップ:ウォールキャビネットは収納プラスα機能が充実

構造にステンレスを使っている、システムキッチンが有名なクリナップ。
カップボードなどのキャビネットは特徴によって大きく3タイプに分かれており、食器収納、家電収納、カウンターなど作業スペースがあるタイプの3つです。
また、見せるキャビネット(カフェスタイル収納)では、雑貨も置けるスペースがあるディスプレイ棚を選ぶことで、自分らしさを演出できます。

クリナップは吊り戸棚の中身が昇降できる、ダウンウォールタイプのウォールキャビネットの種類も豊富です。例えば、収納スペースをボタン一つで自動で昇降できるものや、吊り戸棚の下に設置できるタイプは使わないときはコンパクトに収納することが可能です。水切りや食器乾燥といった収納プラスαの機能が付いているのが嬉しいポイント。
【ステディアの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|---|
3種類 | あり | なし (10cm・15cm・20cm・30cm単位で指定可能) | 【システムエリア収納基本プラン(カップボード)】 高さ:236・216cm 奥行き:45・55cm 対応間口:90・105・120・135・150・180cm |
サンワカンパニー:キッチン全体で素材を統一してスッキリと

サンワカンパニーは、無駄なものを可能な限りそぎ落としたミニマルなデザインが特徴です。システムキッチンと同じように、収納オプションもシンプルかつ機能性の高いアイテムが揃っています。

吊戸棚やウォールキャビネットは、木材やアルミなどの素材を使っており、壁面に固定するための金具が見えないデザインが魅力。木製家具メーカーであるカリモク社(Karimoku New Standard)と共同で作られたウォールシェルフは、木の温かみを感じられるデザインです。

カップボードは全部で7種類。システムキッチンと同じ素材で作られているので、空間全体の統一感を意識する方におすすめです。
【システムキッチン各種】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
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ー | あり | なし(15cm単位で指定可能) | 【キッチンドレッサー:ウォールキャビネット(カップボード)】高さ:49.6cm奥行き:45・65cm対応間口:60・75・90cm |
ウッドワン:自由度の高さが魅力

ウッドワン(WOODONE)の特徴は、キッチン本体はもちろん、収納にも無垢材を使っていること。ハコモノ・タナモノ・カナモノの3つの収納タイプを軸に、自由に組み合わせることが可能。

【su:ijiの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|---|
5種類 | あり | あり | 【アッパーキャビネット(吊り戸棚)】 高さ:60・75・90cm 奥行き:45cm 対応間口:155cm~895cm ※間口は5mm間隔でサイズオーダー可能 |
Panasonic:豊富なバリエーションから選べるカップボード

使いやすさを追求した機能が豊富なPanasonic(パナソニック)。カップボードのバリエーションが多く、食器や家電、食品、ゴミ箱の4つの観点から、カップボードのプランを考えます。

背丈が高いサイズのものでは、ウォール・ミドル・フロアのゾーン毎に、収納物にあわせて引き出し・棚板・アミカゴなど内部パーツを選べるタイプがあります。家電が収納できるカップボードも複数のタイプがあるので、好みのデザインを見つけられます。
【リフォムスの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|---|
10種類 | あり | なし(15cm・30cm単位で指定可能) | 【アクティブウォール収納(カップボード)】 高さ:215・230cm 奥行き:45・65cm 対応間口:105・120・150・180cm |
TOTO:空間を程よく仕切るカップボードに注目

水回りの機能性が印象的なTOTO。カップボードの種類は6つあり、収納に特化したシンプルなものから、家電収納とカウンターがセットになっているタイプまで幅広く取り揃えています。

キッチンカウンターのように使える間切り収納は、キッチンとリビングの空間を程よく仕切ってくれます。キッチン側に家電を収納することで、リビング側からスッキリとした印象を与えられます。
【ザ・クラッソの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|---|
6種類 | あり | なし(30cm単位で指定可能) | 【間切り収納(カップボード)】高さ:82.9cm奥行き:47.5cm対応間口:120・150・180cm |
トーヨーキッチンスタイル:遊び心のある収納オプション

キッチン業界のなかでもデザイン性が魅力的なトーヨーキッチンスタイル。収納もインテリアのようなデザインになっており、特にカップボードのドアマテリアルはチェックしておきたいポイントです。

キッチンの面材と統一できるほか、ベネツィアンモザイクを使ってカップボードをアート作品のような見た目に仕上げることができます。
この他、スモークガラスやミラーガラスなどの素材があり、空間に溶け込むようなデザインが楽しめます。
【iNOの場合】
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
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5種類 | あり | なし(15cm単位で指定可能) | 【マイアミ・オーランド】奥行き:45・65cm 対応間口:90・120・150cm(この3つを自由に組み合わせて大きくすることもできます。) |
インテリアメーカーの収納オプション
カップボードや吊り戸棚といった収納オプションはハウスメーカーだけではなく、インテリア系キッチンメーカーでも販売されています。種類が豊富なので、お気に入りの収納アイテムを見つけられますよ。今回は、インテリアメーカーにある収納オプションをご紹介します。
イケア:ウォークシェルフタイプの細かい収納オプションが充実

イケアは、オーダーメイドの感覚でシステムキッチンを作ることができます。
キッチン下のベースキャビネットとウォールキャビネット(吊り戸棚)を組み合わせてシステムキッチンのようにしたり、カップボードとして活用できるキャビネットも様々な種類があり、自分だけのキッチン収納スペースを作れます。

また、壁付けで使えるウォールシェルフも注目したいポイント。シンプルなデザインが多いので、キッチンの雰囲気を邪魔することなく、収納機能をアップできます。
吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
---|---|---|
あり | あり※カップボードのみ | 【BESTÅ ベストー収納コンビネーション ガラス扉付き(カップボード)】高さ:193cm奥行き:42cm対応間口(幅):60cm |
ニトリ:カップボードはリビングにも置けるシンプルなデザイン

ニトリのシステムキッチンは、お部屋にあったレイアウトやキッチンの素材を選べるセレクトプランが魅力的。基本仕様としてフロアキャビネット・ウォールキャビネットが付いているため、ハウスメーカーと同じような感覚で収納オプションを選べます。

カップボードは大きく4つのタイプに分かれており、サイズによってさらに細かく分類されます。1cm単位で選べるスリムタイプの食器棚のほか、ユニットを組み合わせて選べるキッチンボードもあるので、選択肢の幅がグッと広がります。
また、これらのカップボード(完成家具)は面材をキッチンと揃えることが可能。お部屋全体に統一感が生まれ、おしゃれな雰囲気に仕上げられます。
カップボードの種類 | 吊り戸棚の有無 | サイズにあったオーダーの有無 | 収納量 |
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4種類 | あり | あり※カップボード(食器棚)のみ | 【食器棚:キャビネット(フォルム CN9080)】高さ:89cm奥行き:39.5cm対応間口(幅):79.6cm |
まとめ
今回は国内ハウスメーカーとインテリアメーカーのキッチン収納オプションをご紹介しました。
カップボードやウォールキャビネットといった基本的な収納オプションはもちろん、キッチンスペースを有効活用できるアイテムなども多く取り扱っているので、自分の欲しいものを見つけられます。
収納オプションは、店舗だけでなく通販サイトからも購入できます。理想のキッチンにピッタリの収納オプションを見つけて、キッチンで過ごす時間をより快適なものにしてみては。
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