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いつも清潔に保ちたいキッチン周り。拭き掃除は毎日するけれど、気づいたら落としにくい汚れがついていて、どうすればきれいにできるのか分からない……そんな困りごとはありませんか?

キッチン汚れの要因と、きれいに保つためのアイテム

ついつい汚れてしまうキッチン、実はさまざまな汚れの原因があります。大きく分けると、油汚れ、水アカとヌメリ、焦げ付きの3種類。それぞれに適した汚れの落とし方があること、知っていますか?

抑えておきたい基本としては、油汚れに対してはアルカリ性の洗剤を。水垢に対しては酸性の洗剤を使用します。なぜなら油汚れは酸性の汚れで、水垢はアルカリ性の汚れだからです。反対の性質の洗剤を使用し、中和させて汚れを溶かせます。

汚れの種類を把握して、適切な対処できれいなキッチンをキープしましょう!

1.油汚れ

料理に使用した油は水蒸気と一緒になって飛び散り、キッチン周りに油が付着します。付着したばかりであれば簡単に拭き取れますが、時間が経つとホコリと混ざり、落とすのが難しくなるんです。

あの頑固なキッチン周りのベタつきは、調理の際に発生した水蒸気に含まれる油によるもの。油汚れには、以下の2種類がおすすめですよ。

洗剤 働き
重曹 油汚れに強力な効果を発揮します。正式名称は「炭酸水素ナトリウム」で、人体に無害です。
セスキ炭酸ソーダ 重曹に比べて水に溶けやすい性質です。重曹がpH8.2に対してセスキ炭酸ソーダはpH9.8とアルカリ度が高く、重曹よりも油汚れに効果的ですよ。

2.水垢とヌメリ

シンク周辺は水を使うため、水垢とヌメリが発生します。放置された水滴は乾燥し、白く固まって水垢に。水垢の正体は、水に溶けたカルシウムやマグネシウム、ミネラルなどです。

排水溝でよく見られるヌメリの原因は、油汚れと食材カスから出た汚れ。手入れをせずに放っておくと、嫌なニオイの原因にもなります。

洗剤 働き
クエン酸 水垢などを落とす働き。調理用のお酢でも代用可能です。
塩素系漂白剤 排水溝のヌメリ落としに有効です。ヌメリの原因を除菌できます。
重曹+クエン酸 こちらも排水溝のヌメリ落としに有効です。重曹:クエン酸を1:2の割合で混ぜます。混ぜても体に害を与えることはないので、安心してくださいね。

3.焦げ付き

コンロ周辺やIHについている「焦げつき」も、吹きこぼれた料理や油汚れによって付着してしまいます。

洗剤 働き
クレンザー 研磨剤の力で汚れをこすり落とします。粉末タイプは全体の80~90%が研磨剤成分なので、頑固な汚れに有効ですが、表面に傷をつけてしまう可能性も。傷をつけたくないものに対しては、全体の20~50%が研磨剤成分である液体クリームタイプを使用しましょう。
重曹 焦げ付きの原因は油汚れでもあるため、重曹も有効です。

キッチン素材の特性を知って、効率よく汚れを落とそう

キッチンは、さまざまな種類の素材が使われる場所です。素材に合った掃除をしないと、大切なキッチンを傷つけてしまう可能性があります。お手入れにどのような違いがあるのでしょうか?

ステンレス

耐水性・耐熱性に優れ、サビにくくニオイも染み込みにくいステンレス素材。耐久性が高いために飲食店の厨房でもよく使われ、多くのキッチンでシンクやワークトップに使われています。

デメリットとしては、水垢が目立ちやすいこと。手入れをしていても、時間が経つにつれてくすんでいきますよね。そこで、ステンレス素材を清潔に保つために注意したい点は、以下の3つです。

1.ステンレス表面の筋に沿って、スポンジや布でこすること

ステンレスをよく見ると、筋のようなものがあります。この筋を「ヘアライン」といい、ヘアラインに沿ってスポンジや布でこすることできれいに汚れを落とせるんです。ヘアラインに逆らってこすっても、汚れが落ちづらく傷つけてしまうこともあるので、注意しましょう。

2.塩素系漂白剤を使用しない

塩素系漂白剤を使用すると、次亜塩素酸ナトリウムの成分によってステンレスの表面の膜が剥がれて、サビの原因に。このため、クエン酸で汚れや水垢を落としましょう。

3.たわしを使わない

たわしを使うと、表面が傷ついたり鉄分が剥がれて錆びたりします。このため、中性洗剤をスポンジや布につけて、優しくこすり落としましょう。

人工大理石

カラーやデザインが豊富な人工大理石。こちらもキッチンのシンクやワークトップでよく使われています。ステンレス製とは反対に、水垢が目立ちにくい点がメリットです。一方で、熱に弱く、調味料の汚れによって変色や黄ばみが目立ってしまうデメリットもあります。

そんな人工大理石を清潔に保つために注意したい点は、以下の2つです。

1.キッチン用の中性洗剤を使う

酸性やアルカリ性洗剤を使っても汚れは取れますが、人工大理石の場合は傷がつく可能性があります。お手入れをするときは、なるべくキッチン用・台所専用の中性洗剤を使用するようにしましょう。もし中性洗剤を使う場合は、傷が気にならない場所で試してから使うほうが安心ですね。

2.研磨率が低めのクリームクレンザーを使用する

変色や黄ばみをとるときは、クレンザーのタイプに注意が必要です。

研磨率が50%以上のクレンザーを使用すると、表面が傷ついて光沢を失ってしまうことがあります。クレンザーを使用するときは、研磨率が低めのクリームクレンザーを選びましょう。研磨率が20%未満のクレンザーで優しく汚れをこすってあげると、光沢を失わずに汚れを落とせます。

ガラスプレート

ガラスプレートは、主にIH調理器に使われています。使用後の手入れが簡単なIHヒーターですが、気づいたら焦げ付きがあったり、汚れが目立ちやすくなったりしてきますよね。そんな焦げ付きは、原因によって使うべき洗剤も違いが出てきます。原因別の対処方法を確認していきましょう。

1.調味料の吹きこぼれなどが原因の汚れには、アルカリ性の洗剤を

IHの焦げ付きの主な原因になっている調味料の吹きこぼれや鍋底の汚れなどは、主に酸性です。重曹やセスキ炭酸ソーダは、酸性を中和する働きがあります。軽い汚れなら、アルカリ性洗剤をつけてスポンジや布を使って汚れをこすりましょう。

2.長期間放置して炭化してしまった汚れは、クリームタイプのクレンザー

鍋底の焦げ付きがIHに付着したり、長期間放置して炭化してしまったりした汚れは、クリームタイプのクレンザーのような洗剤が有効です。細かな粒子が焦げ付きに絡まって、削りながら汚れを落とします。

キッチン掃除といっても、掃除する箇所の素材によって、適切な掃除方法が異なります。なかなか取れなかった汚れも、掃除する部分の素材に合った洗剤や道具を使ってみたら、意外と楽しく落とせるかも! 毎日きれいに保ち、料理時間を楽しみませんか。