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ずっと夢見てきた自分の“好き”が詰まった空間。お気に入りの立地や叶えたいデザイン、暮らしやすい間取りなどこだわりをあげたらキリがないけれど、どうしても外せないことってありますよね。

物件選びと言っても、戸建てやマンションなどの中古物件を購入するほか、土地選びから始めて新しく家を建てる方も。調べれば調べるほどに悩んでしまって、「リノベ経験者の声が聞けたらな」なんて思うこともしばしば...…。

今回は、リノベーションの物件選びの決め手や妥協点を、リノベ経験者の方々に聞いてみました。物件選びのお悩みを解決できるヒントを見つけましょう。

エリアの選び方は?

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まず物件を選ぶときに考えるのが、エリア選び。「憧れのエリアがあるけど、相場が高いから難しいかも…」と思いがちですが、中古物件のリノベーションであれば手が届く価格で販売されている場合も。

駅やスーパーが近くにあるかといった、生活インフラが整っているのかも気になるポイント。リノベ経験者の皆さんはどのように選んだのでしょうか?大きくは以下の2つに分かれました。

1.親しみのあるエリアから選ぶ

・地元でとにかく広い土地を探しました。
・夫の実家近くで考えてエリアを選びました。(千葉県 30代)
・将来的に夫の実家近くに家を持ちたいと思っていたところ、良い土地がありましたので家を建てました。(高知県 50代)

2.憧れや理想のエリアから選ぶ

・市街化調整区域で探しました。 (愛媛県 30代)
・昔から「住むなら絶対ここがいい」というエリアがあったので、そのエリアから物件を探しました。(福岡 30代)

子育てや親の介護など、リノベーションしたあとのことを考えると、実家が近くにあることへの安心感が大きいですよね。今後の生活をイメージすることは、エリアを選ぶときの条件にもつながります。

また、憧れのエリアとして「市街化調整区域」を選んだ方もいました。これは、住宅や施設などを積極的に作らず、市街化の拡大を防ぐ地域のこと。高層ビルや商業施設が建てられにくいため、静かな環境で過ごせますが、下水道や道路の舗装といった生活インフラの整備が遅れる可能性も。

リノベーションを行うにあたって、自治体への申請も必要になるので、どういった規定になっているのか、確認しておくと安心です。

物件の周りの景観や街の雰囲気という点も、エリアの選び方のポイントとしてチェックしておくと良いですね。

物件選びにおける優先順位は?

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エリアを決めたあとは、いよいよ物件選び。リノベーションの物件選びは、立地やリノベーションの自由度はもちろん、管理状態も気になりますよね。

理想となる条件が増えてしまい、「何が一番優先したいことだったのか分からなくなってしまった…」なんてことも。改めて自分のなかの優先順位を見直してみても良いかもしれません。

物件選びのポイントは多くありますが、優先順位としてはどのような観点から探していたのでしょうか?

・立地、値段(福岡 30代)
・抜け感です!(愛媛県 30代)
・広さや開放感、生活感のなさを保てるようにしました

立地・コストの部分はもちろんですが、リノベーションの物件選びでは、「この物件で、自分の理想を実現できるかどうか」という点が重要になります。

たとえば、壁をなくして広い部屋にしたいと思っていても、構造によっては変えられない物件もあり、細かい部分の調整が何度も必要になります。自分の理想に近い物件であれば、リノベーションの大変な工程も、前向きに取り組めそうです。

また、依頼するリノベーション会社選びから物件を探した方もいました。

・思い描いたキッチンを造作してもらえるかどうかが、ハウスメーカーを選ぶ優先順位でした。(高知県 50代)

リノベーションの物件探しの方法は大きく2種類あり、物件探しとリノベーション工事を別の会社に依頼する方法と、ひとつの会社に一貫してお願いする方法があります。

後者の場合は、物件探しと並行してリノベーションのプランニングを進められることが最大のメリット。想定外の予算が発生しづらいため、予算管理もスムーズにできます。

気になる物件を内見するときは、可能な限り業者の人に立ち会ってもらいましょう。後々、「自分がやりたいリノベーションができない……」とならないよう、できること・できないことを確認しておくのがおすすめです。

キッチンの優先度は?

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「この部屋はこんな印象にしたい」、「ここには、あの家具を置きたいな」。リノベーションでこだわりたい場所はたくさんありますよね。

とくに、キッチンはお部屋の全体の雰囲気にも関わるため、細部までこだわりたいもの。「でもリビングや寝室もこだわりたい…」とお部屋によっての優先度に悩んでしまうこともあります。

リノベ経験者の皆さんは、キッチンの優先度はどのぐらいだったのでしょうか?

・キッチンの優先度は1番でした。(千葉県 30代)
・キッチン、リビングを最優先で考えました。
・リノベが前提だったので、既存キッチンへの優先度は高くなかったけれど、リノベするうえではキッチンは最重要ポイントになりました。(福岡 30代)

やはり、キッチンの優先度は高い傾向に。毎日使う場所だからこそ、「もう少し通路が広いと便利だな」「家電の位置はこっちのほうが使いやすい」など、改善したいポイントが見つけやすいと言えます。キッチンは日々の家事の快適さに直結する場所になるので、おのずと優先順位もあがります。

またキッチン含めた水回りは、床や天井の解体や新設、水道やガスの配管といった大規模な工事が必要になることも。他の場所よりも費用が高額になりやすいことも、優先度が高くなる理由の一つとして考えられます。

理想はすべて実現できる?リノベした時の妥協点は?

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間取りや内装を自由に考えられるリノベーションですが、理想をすべてを実現するのは難しいことも。「本当はこだわりたいけど、予算を考えるとちょっと…」と問題に直面することも少なくありません。

自分の希望とどのように折り合いをつけたのか、妥協したポイントについてお聞きしました。

・毎日気にならない場所は妥協しました。(愛媛県 30代)
・キッチンと洗面所のタイル張り、パイン材使用、洗面所の広さ、リビング階段、アイアン仕様をとにかくお願いし、後はコストを抑えました。(高知県 50代)

リノベーション全体における優先順位はもちろんですが、キッチンやお風呂といった場所ごとで「ここだけは譲れない」ポイントを決めておくと、判断しやすくなります。一方で、妥協しなかった声という声も。

・妥協点はとくになし!(福岡 30代)
・何回も話し合いを重ね妥協はしませんでした。

問題に直面した際、設置をやめたりグレードを下げたりするのではなく、別の方法でカバーできる可能性もあります。また「ここを抑える代わりに、別の場所を充実させる」といった、リノベーション全体でバランスをとることで、妥協しなくて済むことも。

担当者さんともこまめにコミュニケーションをとり、価値観をすり合わせることで、理想のお部屋づくりに近づきます。

ズバリ!今の物件の一番の決め手は?

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エリアや物件選び方、キッチンの優先度などを紹介しましたが、一番の決め手となったポイントは何だったのでしょうか?今の物件を選んだ理由をお聞きしました。

・街に馴染む存在感(愛媛県 30代)
・立地!以上です!(福岡 30代)
・生活感のないところです

街並みや物件の雰囲気が決め手になった方が多いようです。長く暮らすことを考えると、家そのものはもちろん、周辺エリア全体を踏まえた生活のしやすさが、大事になってきます。

また、担当者さんの対応が決め手になった方もいました。

ハウスメーカーを巡り、とても感じの良い担当の方に出会えました。「できない」ではなく、「やってみましょう」と全てにおいて前向きに考え、進めて下さったおかげで納得のいく家を建てることができました。(高知県 50代)

ゼロから考えるリノベーションは、決めなければならないことが多くあります。長期間かかるので、担当者さんとの連携がうまく取れないことで、少し気疲れしてしまうかもしれません。

担当者さんが“一緒に作っていこう”という姿勢だと、ちょっとしたことでも気軽に相談でき、リノベーションの不安点を解消しながら進められます。物件の良し悪しだけではなく、担当者さんとの相性も良ければ、リノベーションがより楽しいものになりそうですね。

理想のリノベーションを叶える物件選びを

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今回はリノベーション経験者の声をご紹介しました。

どのエリアにするか、どんな物件を選ぶかを考えるときは、はじめに優先順位をつけることで、絞られてきます。優先順位が多い場合は、「絶対譲れないところ」を明確にすることが物件選びのヒントになります。

また担当者さんとの相性も、リノベーションを進めるにあたって影響するポイント。「この人となら私のリノベーションを実現できる…!」と思える方にお願いできるのが理想的です。経験者の声を参考に、自分の”好き”を詰めた空間づくりを楽しんでくださいね。