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リノベーションを前提に物件を探すとき、自分好みの住まいにするためにお金をかけられるよう、中古物件を検討する人も多いのではないでしょうか。

新築より安く購入できる反面、購入後に「こんなはずじゃなかった」という声も耳にすることも。トラブルを避けるために、過去にどんな事例があったのか、対策と合わせてチェックしておきましょう。

中古物件で実際に発生したトラブルについて、物件購入とリノベーションに関する事例に分けて紹介します。事例と合わせてトラブルにならないための注意点を紹介しているので、ぜひ物件の購入前に確認してみてくださいね。

事前に確認すれば防げる!物件購入のトラブル

物件購入時や、実際に物件を購入して分かったトラブルにはどんなものがあるのか、見ていきましょう。

1.不動産会社の営業マンに押し切られて購入したが、よく考えたら希望に合わない物件だった

物件を内見したとき、不動産会社の営業マンから「今買わないと売れてしまいますよ」「こんな優良物件、なかなかありません」などと押されて、つい購入してしまうケースがあるようです。後から冷静になって考えてみたら希望と合わなかった、というトラブルが発生するケースがあります。

住宅は高価な買い物です。後悔しないためにしっかりと希望の条件を決めておき、納得がいかない場合は購入しないほうが安心でしょう。

2.隣人の生活音が気になる

集合住宅の場合は特に、実際に住んでみると、周囲の生活音がうるさくて気になることがあります。

こういったトラブルを回避するには、売主に確認しておくのがおすすめです。直接聞くのが難しい場合は不動産会社に依頼してみましょう。また、マンションのエントランスに貼られている苦情のお知らせも見ておくと、どんなトラブルがあるかを事前に把握できます。

3.修繕積立金が入居後に増額した

中古マンションを購入したときに、戸数や累計積立金の総額に対して修繕積立金が極端に低いと、入居後に修繕積立金が増える可能性があります。国土交通省は「均等積立方式」を推奨していますが、「段階増額積立方式」を採用しているマンションだと、築年数が経った時に、積立金があがるケースが出てきます。最初の修繕積立金が安くても、徐々に金額を上げられるケースがあるので要注意。

長期修繕計画やマンション管理組合の議事録を、仲介業者に依頼して購入前に確認しておくと、将来の修繕が把握できて安心です。

4.配管から水漏れした

給水管・排水管は壁の中に入っているため、一見して劣化を発見しづらいもの。そのため、入居後に配管から水漏れするトラブルがあるようです。

配管は、専有部分である部屋の中を通っているものと、各住戸をつなぐ共有部分を通っているものがあります。

専有部分の配管は、オーナーの自己負担です。築年数が30年以上の物件の場合は配管に使用している鋼管が劣化している可能性が高いので、リノベーションのタイミングで工事をしておくと、長期的に見てお得です。

一方の共有部分の配管は、マンションの管理組合が管理しているので、年1回の高圧洗浄作業のように必要なメンテナンスを定期的に行っているかを確認しましょう。

リノベーション関連のトラブル

リノベーションを進める上で発生しやすいトラブルと、リノベ物件を売却しようとしたときのトラブル事例を見ていきます。

1.近隣住戸のリノベーション工事への承諾が得られない

集合住宅の場合、いざリノベーション工事を始めようとしたところ、階下の住民から承諾を得られなかったケースがあります。マンションの管理規約で「近隣住民に承諾を得ることが必要」と決められているのです。

この場合、入居マンションの管理規約をしっかり確認しておくことが重要になります。もしもトラブルが発生してしまった場合は、資料やデータを揃えて他の住民に誠意を持って説明をするのがベスト。それでも承諾が得られない場合、承諾しない理由に正当な根拠があるか、管理組合の理事会や理事に判断してもらいましょう。

2.間取り変更ができない構造だった

不動産屋に行って物件を探しても、希望の間取りやリノベーションが実現できないことが購入後に判明するケースが少なくありません。

こういったトラブルを回避するには、自由度の高い構造を把握しておくことが重要。間取り変更しやすいのは、ラーメン構造や二重床、二重天井、水回りが家の中心付近にある物件です。

リノベを依頼する会社や工務店などを先に決めてから物件を探すと、物件を決める前に構造について相談できますよ。

3.解体後に構造上の不備が判明した

築年数が経過している物件では、解体後にマンションの躯体部分(建物を支える柱や梁など)や給排水管、床の下地などの経年劣化が進んでいて、補修や交換が必要になることがあります。リノベを依頼した会社の見積もりに補修・交換費用が入っていないと、後になって多額の追加費用を請求されてトラブルになる場合も。

もし、工事の途中で補修や交換の必要性が発生した場合は、改めて見積書を作成してもらい、費用に変更がないかを確認すると安心です。

4.リノベした物件を売ろうとしたら、値が下がってしまった

転勤や家庭の事情でリノベした自宅を売却することもあるでしょう。しかしいざ売ろうと思ったら、予想していた価格よりも安くなってしまったという事例もあるようです。

値下がりを避けるためには、リノベーション工事の際に個性的な間取りを選ばずにシンプルにして、立地条件のいい物件を選んでおくと安心できます。

物件選びは、快適な暮らしを手に入れる1歩目。希望どおりのリノベーションを進めるためにも、事前にできるだけ情報を集めてトラブルを回避できるよう備えておきましょう。