![目次]()

壁紙のカタログを開くと、たくさんの種類がずらり。どこから見たらいいのか迷ってしまいます。特に、水や油が飛びはねやすいキッチンは、汚れに強い壁紙を選びたいところ。他に気をつけるポイントがないのかも、気になります。

この記事では、キッチンの壁紙選びのポイントと6種類の壁紙の特性をご紹介します。たのしい壁紙選びに役立ててくださいね。

キッチンでの壁紙選びのポイントは?

壁紙のデザインに関しては、キッチンのインテリアに調和する色や柄を選ぶのが良いようです。では、機能面はどうでしょうか? 壁紙によって特徴がさまざまなので、キッチンの壁紙選びで重視したいポイントをピックアップします。

1.汚れに強い

家の中でも、特に汚れやすいキッチンの壁紙。最も必要な条件は、汚れへの強さです。

水拭きできたり汚れが落ちやすかったりすれば、毎日のお手入れが楽になります。汚れは放っておくとどんどん染みついてしまうので、毎日お手入れしたくなるような壁紙を選びましょう。

2.においに強い

目に見える汚れだけでなく、目に見えないにおいにも気を付けましょう。油や食材、煙などのにおいは、日々蓄積されていきます。壁紙から生活臭が発生してしまう場合もあるので、防臭機能があるものを選びましょう。

3.カビに強い

やはり、水回りにカビはつきもの。食品を扱うキッチンですから、清潔を保ちたいですよね。

カビを防ぐには、吸放湿機能のついた壁紙がおすすめです。湿気を吸収してカビの発生を抑える効果があります。乾燥しているときは水分を放出し、室内の湿気を調整してくれる優れものです。

6種類の壁紙、どれを選ぶ?特徴をおさえよう

壁紙選びのポイントを踏まえて、壁紙の特徴を見ていきましょう。今回は6種類をご紹介します。掲載している画像はイメージです。実際にショールームなどで実物を見てみてくださいね。

1.ビニール壁紙

![](attachments/244)

ポリ塩化ビニルでできていて、現在の日本では主流の壁紙です。ほとんどの住宅に使われているので、低価格かつ種類も豊富で、さまざまな色・柄・機能があります。ビニル素材なので、汚れが拭き取りやすいのも嬉しいですね。

しかし通気性や調湿機能がないため、カビができやすい特徴も。また、接着剤にホルムアルデヒドが含まれているものもあるため、シックハウス症候群と呼ばれる症状が起きる可能性があります。安全性に応じて表示される「F等級」を確認しておくと安心です。

2.紙壁紙

![](attachments/245)

その名のとおり、和紙や洋紙が素材の壁紙です。ヨーロッパでは主流で、輸入壁紙に多く見られます。独特の色やデザイン風合いがあり、人体や環境にも優しい素材です。ビニール壁紙に次いで種類が豊富で、多様なデザインから選べます。

寝室や和室に向いている紙壁紙ですが、水や油に弱いのでキッチンに貼るとお手入れが大変に。継ぎ目が目立ちやすく、ビニールクロスと比べると高価になる難点もあります。

3.織物壁紙

![](attachments/246)

主要素材はレーヨン・絹・麻などの布です。平織りや綾織、不織布などいくつか織り方があり、それぞれ表情が異なります。高級感があるため、ホテルや美術館で使用される素材です。調湿機能があるので、カビも発生しづらい特性もあります。

デメリットは、ほこりや水分が吸着するのでメンテナンスが必要になること。拭き掃除ができないのは、キッチンにおいて大きな難点でしょう。また、ビニールに比べて高価です。

4.珪藻土壁紙

![](attachments/254)
植物性プランクトンが海底に堆積してできた「珪藻土」が主要素材の壁紙です。防火性、消臭性、調湿機能があり、石膏ボードと組み合わせると結露やカビが発生しにくくなります。

しかし、珪藻土壁紙は表面がざらざらとしているため汚れが付きやすく、汚れた場合でも簡単に拭き掃除できません。こまめに拭き掃除したいキッチンには向かない素材と言えるでしょう。

5.オレフィン壁紙

![](attachments/247)

オレフィンとは、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料とした紙のこと。燃焼時の発煙量が少なく、有毒ガスもほとんど発生しないので、火を使うキッチンにおける使用も安心です。汚れに強いため、水拭きも可能です。

使い勝手のいいオレフィン壁紙ですが、施工が難しいので業者選びは慎重に行いましょう。

6.木質系壁紙

![](attachments/248)

木質系壁紙は、木材を薄くスライスしたものに紙を裏打ちして作られます。木のあたたかみが感じられ、落ち着いた印象になります。

ただし、比較的高価なのでアクセントとして使われることが多いです。また、耐水性も弱いのでキッチンには向きません。

壁紙のランクで費用が変わる

![](attachments/249)

壁紙の価格は、壁紙の種類だけでなくランクにも左右されます。今回は壁紙選びでよく聞く「量産品」と「1000番台」についてチェックしてみましょう。

量産品

「普及品クロス」とも呼ばれるものです。価格は安いのですが、種類は少なめ。賃貸で使われることが多い壁紙です。費用は材料代と施工費を合わせて、900円〜1,300円/㎡になります。

1000番台

「中級品クロス」とも呼ばれるものです。名前の由来は、標準価格が1平方メートルあたり1,000円であることから。種類も豊富で、分譲マンションや戸建て住宅に用いられることが多くあります。費用は材料代と施工費を合わせて、1,300円〜1,700円/㎡です。

この記事で紹介した壁紙の機能、費用を参考に、キッチンを毎日使いたくなる壁紙を選びましょう。キッチンの壁紙は自分で出来る身近なリノベーションです。賃貸なら貼ってはがせるものがオンラインショップなどで購入できるので、ぜひ挑戦してみてください。