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水や油が飛び跳ねやすく、汚れやすいキッチン。床材を選ぶときは、見た目だけでなく掃除のしやすさも重視したいですよね。

この記事では、キッチンによく使われる床材5種類をご紹介します。毎日過ごしたいキッチンを想像しながら、床材選びの参考に活用してみてください。

キッチンの床材選びで気を付けたいポイントは?

リビングや寝室と違い、キッチンでは動き回って作業するシーンがほとんど。他の空間よりも床材選びにおいて気をつけるべきポイントが多そうですが、どんな基準を意識すればよいのでしょうか。今回は3点ご紹介します。

1.掃除のしやすさ

水や油で汚れやすいキッチンの床材は、お手入れしやすいものを選びましょう。水拭きでサッと汚れが落ちる材質がおすすめです。油や水の汚れが原因で床材そのものが変質しないかどうかも、選ぶ際に要チェック。

2.作業しやすさ

キッチンでは立ち仕事がメインなので、足への負担を考えた上で、歩いても滑りにくいか、冬場でも冷たくないかといった点を意識してみましょう。長く心地よく使っていく上で重要なポイントです。

3.ダイニングとの統一感

キッチンからダイニング、リビングまで、用途で空間が区切られていますが、床はひと続きです。キッチンの利便性や快適さだけでなく、他の空間との雰囲気の相性も含めて床材を検討しましょう。

じっくり選びたい!キッチンにおすすめの床材5選

上記3つのポイントを踏まえた上で、今回は床材に使われる素材のなかからキッチンに向いている5種類をピックアップしました。それぞれのメリット・デメリットと費用をチェックして、理想の床材を見つけてくださいね。

なお、マンションをはじめとする集合住宅では、下の階への配慮として使用できる床材が指定されている物件があります。フローリング自体が禁止されている場合や、管理規約によって遮音規定が定められている場合も。フローリングを張りたいと思ったら、マンションを購入する前に管理規約をよく確認しましょう。

1.塩化ビニルを用いた「クッションフロア」

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表面がビニールで、クッション材が裏打ちされている素材です。塩化ビニルに印刷して柄を付けられます。

メリット

弾力性があり、多様なデザインから選べます。耐水性に優れていて、お手入れも簡単です。

デメリット

塩化ビニルは、熱に弱いという特性があります。柔らかく傷つきやすいため、定期的に張り替える必要も。さらに他の素材に比べると質感において見劣りするものもあるので、キッチンとリビングの統一感を出したいときは別の床材を選んだほうがよいでしょう。

費用

3畳分の費用は5〜10万円程度が目安です。

2. ブティックホテルのような高級感を演出する「セラミックタイル」

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陶磁器でつくられた硬い材質の床材。中でも吸水率の低い磁器質タイルは、水に強いため、キッチンや水回りに使われることが多いです。他の素材とは異なる高級な住空間を演出できます。

メリット

デザイン性が高い床材です。掃除がしやすいことも特徴。耐久性が高いので傷つきにくく、長期間にわたって使えます。

デメリット

タイル自体は汚れに強くても、目地に汚れがたまりやすいので、ブラシを使ってお手入れしましょう。

また、硬い材質なので足腰に負担がかかります。冬場は特に冷たいので、足元の寒さ対策も欠かせません。

費用

3畳分の費用は7〜12万円程度が目安です。

3.硬質なプラスチック系素材を使った「Pタイル」

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「P」とはプラスチックのこと。プラスチック樹脂を原料とした床材です。薄く加工してあるため、タイルのように見えます。

メリット

傷や汚れに強いという特徴があり、汚れが付いても水拭きで落とせます。塩化ビニルや炭酸カルシウムなどの原料を混ぜて薄くのばしているので、傷がついても色や柄が変わりません。

デメリット

光沢のある素材で、水があると滑りやすいので注意が必要です。フロアタイルと同様に塩化ビニルを使用しているので、熱に弱いデメリットも。定期的な張り替えの必要性を考慮に入れておきましょう。

費用

3畳分の費用は5~8万円が目安です。

4.木の材質を重視したいなら、2種類から選べる「フローリング」

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ナチュラルな木目が特徴です。木材の張り方によって模様はさまざま。大きく分けると、無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。

メリット

無垢フローリングは、木材を重ね合わせていない単層の床材です。木そのもののぬくもりがあり、やわらかい質感で足への負担が少ない特徴があります。

複合フローリングは、木材を貼り合わせた床材です。種類が豊富で、防音機能や床暖房対応などのさまざまな機能性をもたせた製品もあります。一般的に普及しているのは、無垢フローリングよりも複合フローリングです。挽き板、突板、シートの3種類があります。

デメリット

無垢フローリングは水や傷に弱い側面があるので、こまめな手入れが必要です。複合フローリングに比べて価格が高くなります。

シートの複合フローリングの場合、無垢フローリングと比べると木の本物らしさが損なわれます。そして深く傷つけると合板が見えてしまうため、見栄えが劣るのもデメリットです。

費用

3畳分の費用は、5.5~7万円が目安です。

5.コルク樫の木皮を砕いた「コルク」

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粉砕したコルク樫を使った床材です。弾力があります。転んでも痛くないため、子ども部屋に使われることが多いようです。

メリット

作業時間が長くても足への負担が少ないのが特徴です。滑りにくいので、歩き回る作業の多いキッチンにぴったり。また、フローリングやタイルと比較すると保温性に優れています。

デメリット

紫外線による変色には、注意が必要です。ただし色が変わるだけで、耐久性に影響はありません。補修が難しい素材なので、大きな傷がついたら張り替える必要があることも覚えておきましょう。

費用

3畳分の費用は8~15万円が目安です。

ひとことで「キッチンの床材」と言っても、さまざまな特徴があります。デザインを重視したいのか、使いやすさを重視したいのか、自分と家族の暮らしにフィットする選び方で、楽しく快適なキッチンタイムを過ごしてみませんか。