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物件を購入したい!そう決めて頑張って探した結果、ついに気に入った物件と出合えたら、いよいよ購入準備です。

とはいえ購入のために大きな金額を借りるのは、勇気がいるもの。資金計画を立てようとしても、金利のタイプがいろいろあり、どれがぴったりのローンなのか悩んでしまいますよね。そもそもローン自体、初めてのことばかりで不安があるかもしれません。

でも、家族の状況やライフプランを見越した金利タイプを選べば、自分のペースに合わせたローンとの付き合い方が可能なんです。

今回は「変動金利型」「固定金利期間選択型」「固定金利型」の3つについて、メリット・デメリットや特徴をチェックしていきましょう。今回は、ファイナンシャルプランナーの飯田道子さんに聞いてみました。

まずは知っておきたい、「住宅ローン」のはじめの一歩

住宅ローンとは、住宅を取得するときに利用するローンのこと。「本人が住む」ために利用できるもので、他人に貸す、もしくはセカンドハウスの場合は利用できません。中古住宅の購入にもほとんどの住宅ローンが利用できますが、金融機関によって条件が違うので確認が必要です。

住宅ローンとうまく付き合っていくために、まずは住宅ローンの「金利」についておさえてみましょう。

住宅ローンの金利

住宅ローンの金利は、銀行が企業に融資する際の優遇金利「プライムレート」と連動しています。「プライムレート」は、日本銀行の政策金利によって変動します。そのため、住宅ローンも、景気が良くなると金利は上がり、悪くなると下がります。

また、金利は半年間ごとに短期プライムレートを元に見直されています。常に固定されているものではなく、借入時期によって変動するのです。

住宅ローンの金利は3タイプ

金利の種類は、大きく「変動金利型」 「固定金利期間選択型」 「固定金利型」の3タイプに分かれます。さらに金融機関によっては、「ネット専用型ローン」をはじめとする金利が有利な商品もあります。基本的に返済期間が短くなるほど、金利は低く設定されています。

繰り上げ返済

繰り上げ返済とは、毎月のローン返済とは別に、まとまった金額を元本の前倒しとして返済する方法です。返済はすべて元本にあてられるため、将来支払う予定だったはずの利息が、その分消滅します。総支払額を効率的に減らせるため、手元に余裕があるときに有効な方法です。

繰り上げ返済したいなら「変動金利型」がおすすめ

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「変動金利型」とは、市場金利に連動していて、定期的に金利が見直されるタイプのこと。6か月ごとに金利が見直されるのが一般的です。借入時点より市場金利が上昇すれば、借入金利も上がって返済額が増えます。市場金利によって支払い金額が変動する仕組みです。

他のタイプに比べて金利が最も低く設定されていて、月々の返済額が安くなります。家計に余裕ができるので、子どもが幼少で教育費がかからないうちに繰り上げ返済をしたい場合にもおすすめです。

メリット

・他のタイプに比べて金利が最も低く設定されている。
・借入後に金利が低下した場合、返済額が減少する。

デメリット

・金利が上昇すると、返済額が増えて家計に影響が出る可能性がある。
・借入時に将来の返済額が確定しないので、返済計画が立てにくい。

一定期間の返済額を安定させたいなら「固定金利期間選択型」を

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「固定金利期間選択型」は、金利の固定期間を2、3、5、10年などから選択できるプランです。返済開始当初の一定期間、固定金利期間を選択することができ、期間終了後は自動的に変動金利型に移行するタイプや、再び固定金利を継続できるタイプがあります。固定期間の金利は固定期間が短いほど、金利は低く設定されています。

ポイントは、固定期間をライフプランに合わせて選べること。たとえば子どもが現在中学生で、これから高校・大学受験で教育費がかかる見込みの場合、10年の固定金利期間を選択すればその間の返済額は一定なので、急に教育費を圧迫することもなく安心ですね。

メリット

・固定金利期間中の返済額を確定できる。
・固定期間終了後の金利が低下した場合、返済額が減る可能性がある。

デメリット

・固定期間終了後の金利が上昇した場合、返済額が増える可能性がある。

安定タイプ「固定金利型」は、借入時に返済額が確定

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固定金利型は、一度借り入れをすると完済するまで金利が一定のタイプです。借入時に借入期間全体の返済額が把握できるので、今後の計画が立てやすい特徴があります。毎月の返済額も一定なので、金利が変動しても月々の家計に影響はありません。

このタイプが向いているのは、自営業のように収入が変動しやすい人。仕事が減ったときにもローンの返済額が上がらず、毎月の返済額を固定しておけるので安心です。

メリット

・市場金利が変動しても、借入れしている住宅ローンの返済額に影響がない。
・借入時に、借入期間全体の返済額が確定される。

デメリット

・同時期の固定金利型の借入金利は、変動金利型に比べて高めに設定されている。
・返済が終わるまで市場金利の上昇がない場合は、変動金利など他の金利タイプに比べると総返済額が高くなる。

まずはシミュレーションで試算すると安心

具体的な返済額を知るには、ローンのシミュレーションがおすすめです。ローン商品を扱う金融機関のサイトには、「ローンシミュレーター」が用意されています。年収に合わせた借入金額の目安と、希望借入金額・金利タイプ・借入期間を選択して、毎月の返済額を試算できるものです。

数字が見えてこないと、初めてのローンも「なんとなく不安……」と気が重くなりがち。まずは具体的な返済金額を把握して、自分のライフプランに合わせたタイプ選びの参考にしましょう。

住宅ローンは長く付き合っていくもの。完済までの期間、なるべく不安を感じずに済むのが理想的です。中古物件で思いどおりの暮らしをスタートするために、自分の資金計画に合ったローンを選びましょう。

監修: 飯田道子
【CFP / 日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会会員 】
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