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「キッチンにはこんなペンダントライトをつけたい」「飾り棚はこんなものが欲しい」など、リノベーションを計画していると、あれこれ手を加えてみたくなるもの。ですが、限られた予算の中で理想を叶えるには、工夫も必要です。

リノベーションについて調べていると、しばしば目にするキーワードが「施主支給(せしゅしきゅう)」。「施主支給」とは住宅設備や家具を施主が購入し、取り付けることです。自身で購入することで、中間マージンなどの費用を抑えられることがあります。聞き慣れない言葉ですが、施主支給を上手に使えればコストを抑えられたり、もっと自分好みのリノベーションを実現できたりする場合もあります。

お金の面から保証の話まで、施主支給を選ぶときのポイントをおさえて、上手に自分らしいこだわりを取り込みましょう。

上手に取り入れたい「施主支給」のメリット・デメリット

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施主支給とは、施主が施工業者に対して住宅設備を提供すること。通常であれば設備・建材の発注業務は施工会社が行いますが、施主支給の場合、エアコンや洗面台など住宅設備の一部の発注業務を施主が担います。

施主支給の主なメリットは、安い住宅設備や家具を探して取り入れたり、DIYによって工賃を節約したりできること。自分好みの家具を、手頃な価格で取り入れられます。

ただ、施工会社が責任を負わない施主支給は、施工を断られる場合もあります。まずは施工会社に相談しましょう。

加えて、製品以外にも費用がかさむ可能性を考慮しておく必要があります。施工費や工期が延びた際の追加料金、持ち込み料、管理料などがかかる場合があります。

施主支給の設備は、施工会社の保証対象外となる可能性も頭に入れておきましょう。施主支給した部分に発生したトラブルが発生した場合、誰がどのように対処するのか、施工会社との契約の際にきちんと文書で取り決めておくと安心です。

施主支給で気を付けること

1.役割分担

施主が施工業者の業務を一部代わりに行う施主支給では、業者との間で品物の手配や配送、取り付けなどを、誰がいつ、どこまで担当するのか明確にしておきましょう。

2.責任と保証の範囲

施主支給した家具に不具合があった場合、どの程度の費用で施工スケジュールをどれくらい延長できるのか、施工会社が手配した商品と同様にメンテナンスの保証をしてもらえるのか、事前に確認しておきましょう。

アイテム別・施主支給の注意点、家具や住宅設備で自分らしさを

施主支給に取り入れやすく、おすすめなのは、取り付けが簡単なものや、施工が終わった後に自分で取り付けが可能なものです。ここからは、アイテム別に施主支給の注意点や難易度をご紹介。

システムキッチンを施主支給するケース

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システムキッチンはコンロ、シンク、作業台が一体化していて、付属品を手配するのが難しかったり、設置できる業者が少なかったりするので、施工会社への事前の確認が大切です。

施主支給をする場合、事前に確認した方がいいものは、配線や配管が複雑なものです。トラブルが発生したときに責任の所在が不明確になる可能性があるため、保証が受けられないことも。事前にきちんとすり合わせをして、憧れのキッチンを叶えたいですね。

IHクッキングヒーターを施主支給するケース

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システムキッチンと異なり、パーツで導入できるIHクッキングヒーターは配管が複雑でないため、施主支給に取り入れやすく、おすすめです。「選んでいるキッチンに合わなかった」など、後から失敗しないよう、サイズ選びは要注意。

エアコンを施主支給するケース

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エアコンは、施工会社に購入を委託するよりも自分で家電量販店で購入したほうが安くなる場合が多い家電のひとつです。エアコンの設置を販売店舗に依頼できるため、設置に際するトラブルの責任は施主なのか購入先なのか、その所在に注意が必要。

ユニットバスを施主支給するケース

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システムキッチンと同様、ユニットバスも配管が複雑であるため、施工業者との連携が難しいと言えます。検討している場合は、施工会社に事前の確認を。

輸入家具を施主支給するケース

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輸入家具は日本の規格と違う場合があるため、取り付け自体が難しくなるか、取り付けのための付属品を別途手配する必要があることも。サイズや形状、付属品の有無など、設置前に確認すべき箇所が多いため、施工会社との詳細な打ち合わせが必要になります。

せっかく選んだ住宅設備や家具を使えない、なんてことにならないように、施工業者と事前に詳細な打ち合わせをしておきましょう。

施主支給のキーワードは「責任」と「保証」です。そう聞くと大変そうに聞こえますが、施主と施工業者で密に連携を取って責任と保証の範囲を明確にすれば大丈夫。おさえるべきポイントを把握して、こだわりを取り入れた家づくりを楽しみましょう!