エレクトロラックス・ジャパン株式会社が展開するドイツのビルトイン家電ブランド「AEG(アーエーゲー)」からビルトイン食器洗い機の新製品が発売されます。
AEGはもともと1887年に創業し、ヘアードライヤーや掃除機などの家庭用製品を次々と開発した企業。その後は、家電部門をエレクトロラックスが買収し、現在のAEGブランドへと発展しました。日本ではビルトイン食器洗い機、電気オーブン、洗濯乾燥機、IH/ガスクッキングヒーター、レンジフードが展開されています。

新たに発売される食器洗い機は2機種。2021年10月11日に「FEE73407ZM」を、2021年11月末には「FSK93817P」の発売を予定しています。
大きな特徴は、食器の種類や汚れ具合に応じて洗浄時間をカスタマイズできる「MY TIME洗浄プログラム」が追加されたこと。30分で洗浄が終わるコースから、ランニングコストを抑える一方で時間をかける「ECOコース」まで、5段階から選べます。
さらに、割れやすい陶器やガラス製品を守る「グラスケア」や、静かに洗浄を行う「エクストラサイレント」などのオプションも設定できます。

また、庫内を清潔に保つ「Machine Careプログラム」も追加。専用洗剤の「クリーン&ケア」を庫内へ振り入れ、Machine Careコースを設定すると、カルキや油脂汚れを自動で洗浄してくれます。
コンパクトでも9人分洗える「FEE73407ZM」

「FEE73407ZM」は、幅45cmとコンパクトながら9人分の食器を洗浄できます。

旧製品では1つだった庫内に散水するスプレーアームが、新製品では2つに。より広範囲に水を届けます。

グラスを支えるソフトスパイクと、ワイングラスのステムを固定するソフトグリップを装備しているため、割れやすいグラスも手洗いをはさまずに洗浄できます。

洗浄モードが終わり、乾燥工程に移ると、ドアが自動で約10cm手前に開き、蒸気を逃します。これがAEGの「エアドライ」機能で、より乾燥を促ながす効果があるといいます。
従来の常識を覆す、使い勝手の良い「FSK93817P」

「FSK93817P」は幅60cm、最大14人分の食器が洗える大容量タイプ。

操作パネルは指をスライドさせるだけで、全ての洗浄コースを簡単に設定できます。

カトラリートレイには、ナイフ類を固定するAEG独自のホルダー付き。くぼみの深い部分が追加され、おたまやフライ返しなど厚みのある道具も収めやすくなりました。

また、「従来の概念を覆す」と謳うのが、AEG独自のドアヒンジを採用したことにより、ビルトインタイプながら設置場所の自由度が上がっていること。従来の食器洗い機はキッチンカウンターの下に設置するのが一般的ですが、同じ高さのドア材を装着可能に。床面から最大40cm高い位置での設置もできます。
これらの機構で、「食器洗い機=キッチンカウンターの下」という制約から外れ、よりフレキシブルなキッチンを実現します。
さらに、AEG独自の「コンフォートリフト」も搭載。下部バスケットを上部バスケットの高さまで持ち上げられるので、腰をかがめることばく、楽な姿勢で食器が出し入れできるのです。
食器洗い機といえば、その洗浄機能やメンテナンス性に注目が集まるものですが、AEGのラインナップはデザインや設置場所、さらに使い勝手の面でも進化を感じさせます。豊富な機能だけでなく、統一感のあるキッチンをつくるうえでも、嬉しい選択肢となりそうですね。
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【製品概要】
商品名:FEE734072M
パネル:ドア材取り付け型
コントロールパネルカラー:メタル
電源:単相200V 20A 50/60Hz
消費電力:1550-2200W
使用水量:標準9.9L
外形寸法:W446 × D570 × H818〜898mm
開口寸法:W450 × D580以上 × H820〜900mm
洗浄プログラム数:9
洗浄容量:9人分
コントロール操作:プッシュボタン
重量:38.33kg
発売日:2021年10月11日
商品名:FSK93817P
パネル:ドア全面取り付け型
コントロールパネルカラー:ブラック
電源:単相200V 20A 50/60Hz
消費電力:1550-2200W
使用水量:標準11L
外形寸法:W596 × D550 × H818〜898mm
開口寸法:W600 × D570以上 × H820〜900mm
洗浄プログラム数:7
洗浄容量:14人分
コントロール操作:タッチコントロール
重量:39.0kg
発売日:2021年11月末
公式サイト:https://www.aeg-jp.com/appliances/dishwashers/
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