キッチンの使い勝手に影響する通路幅。今のサイズは少し使いにくいので、リノベーションしたときに、変更したいと考えいる方も多いのではないでしょうか。

今回はキッチンの通路幅を考えるときのポイントをご紹介します。失敗談やサイズ別の使い勝手も解説しているので、イメージを膨らませていきましょう。
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キッチンの通路幅でよくある悩み

キッチンの通路幅は、広ければ良いとは限りません。導線やキッチンの構造によって、使いやすい幅は変わってくるもの。ここでは、狭い通路・広い通路、それぞれのケースでの悩みを見ていきましょう。

キッチンの通路幅が狭い場合の悩み

収納スペースの中のものが取り出しにくい![](attachments/807)

通路幅が狭いことで、収納が使いにくくなってしまうことがあります。

シンク下の収納や背面収納は、引き出しタイプや観音開きタイプなど、扉の開け方が異なります。収納の開けた際に通路がいっぱいになってしまうと、収納を効率よく使えません。

通路幅を決めるときは、収納スペースの扉を開け閉めしても、自分の体が邪魔になったり、中に入っているものが取り出しにくくなったりしないか、確認しておきましょう。

すれ違いや一緒に作業するのが難しい![](attachments/808)

キッチンの通路幅が狭いと、一緒に作業している人と導線が被ってしまうことも。そうなると、お互いの動きが邪魔になってしまい、作業効率も悪くなってしまいます。

「キッチンには最大何人立つことが多いか?」と、キッチンを使う人数を想定することで、通路幅が決めやすくなるでしょう。

冷蔵庫が突き出て、その部分だけ狭くなってしまう![](attachments/809)

キッチンの通路幅における失敗でよくあるのが、冷蔵庫を設置したところだけ通路が狭くなってしまうケースです。これは、キッチンや冷蔵庫の規格サイズの違いが原因として考えられます。

食器棚や背面収納の奥行きは45㎝、背面カウンターの奥行きは60cm~65cmが平均のサイズになります。

一方で、ファミリーサイズの冷蔵庫の奥行きは平均70cm前後。背面収納との距離感をベースに通路幅を決めてしまうと、冷蔵庫周りが狭くなってしまうのです。

キッチン周りに設置するものの奥行きを統一できるといいですね。

キッチンの通路幅が広い場合の悩み

動線が長くなり、無駄な動きが増えた![](attachments/811)

「通路幅は広い方が使いやすい」と思う方もいますよね。確かに、狭いことで不便を感じることがありますが、必ずしも広いほうが使いやすいとは言い切れません。

たとえば、キッチンの後ろにある食器棚や冷蔵庫から物を取り出すにあたって、振り向いただけでは取れない場合、作業効率が悪くなってしまいます。ちょっとしたこともでも動作が増えると、手間になってしまうため、作業動線が長くならないように注意しましょう。

サイズ別!キッチン通路幅の目安と使いやすさ 

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一般的にシステムキッチンの通路幅は、70cm~120cmほどが目安と言われています。数字の幅がありますが、実際はどのくらいの広さがあるのか気になるものです。ここでは、目安となる通路幅をサイズ別にご紹介します。

【70cm】やや狭く感じる可能性がある

70cmは、人がすれ違える最低限必要になる幅になります。1人で作業する場合でも、冷蔵庫や食器棚の扉を開けたままでは、通りづらいを感じやすいです。

また、システムキッチンと背面収納が向かい合うような形で配置していると、同時に開くのは難しいでしょう。

ダイニングなど他のスペースを広くし、キッチン周りを敢えてコンパクトにしたい方に向いているサイズと言えそうです。

【80cm~90cm】1人で調理することが多い方に最適

80cm~90cmは、1人暮らしの方やキッチンを1人で使うことが多い方に最適なサイズです。
後ろにある収納にもちょうど手が届くので、作業効率もあがります。

70cmよりはゆとりがありますが、作業しているときに人が行き来すると少し狭さを感じやすいです。

また、キッチンのカウンター下の食洗機や引き出しが大きく開くタイプだと、開けたときに、脇に立つ必要があるかもしれません。

【100~120cm】複数人で調理することが多い方にピッタリ

キッチンを複数人で利用することが多い方や家族で暮らしている方は、100cm~120cmほどあると使いやすいです。

通路幅が120cmの場合、大人同士がすれ違っても狭さを感じることはほぼありません。対面キッチンにして、壁側に収納や食器棚を設置したい方は、110cm以上の通路幅があると安心です。

ただし、通路幅を120cm確保しようとすると、キッチンスペースを広く作る必要があります。リビングやダイニングといった、部屋全体の間取りの調整も視野に入れておきましょう。

キッチンの通路幅を決めるときに押さえたい3つのポイント

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目安となる通路幅を取り上げましたが、実際の使い心地の良さは人によって異なります。通路幅を決めるときは、どういったポイントを押さえたらいいのでしょうか。

通路幅を決めるにあたって、影響度が高いものを3つピックアップしてみました。早速チェックしていきましょう。

1.キッチンを使うときの人数

誰がどんな目的でキッチンを使うか、によって最適な通路幅が変わります。

たとえば、親子や夫婦でキッチンに立つことが多い場合は、100cm以上の通路幅にしたり、人の行き来はあるけど一人で作業することが多い場合は、90cmほどに設計したり。

キッチンリフォームする際は、生活スタイルや今後のライフプランについても担当者さんに伝えておくと、理想の通路幅に近づけるでしょう。

2.冷蔵庫と食器棚の奥行き

冷蔵庫と食器棚の奥行きは必ずチェックしておきましょう。「冷蔵庫を置いた部分が狭くなってしまった…」というケースは、失敗談でも少なくありません。

それぞれの一般的な奥行きは以下になります。冷蔵庫を置く場所だけ広めにしておくと、通路幅が凸凹する心配もありません。

冷蔵庫 70cm前後
食器棚、背面カウンターなど 45cm~65cm前後

また収納が引き出しタイプの場合、開ける際にスペースが必要になるので、こちらの奥行きも確認しておきましょう。

3.リビング・ダイニングの広さや間取りも考慮する

キッチンの通路幅を広くしたい場合、リビングやダイニングといったキッチン以外の間取りに影響する可能性があります。どのスペースを確保したいか、優先度をつけておきましょう。

また、背面カウンターを設置する際、システムキッチンの型によっては通路幅を広くすることが難しいケースもあるので、注意が必要です。

通路幅を意識して快適なキッチン空間に

キッチンでの作業人数や導線、収納の開け締めがあるかなどによって、ストレスなく通れる幅が決まってきます。おすすめされた幅ではなく、自分がキッチをどう使っていくか?から逆算することが、重要となってきます。今回紹介した目安やポイントを参考に、ずっと長く使えるキッチンの幅を見つけてみてください。